G線上のジャリア

〜何も生み出さなかった・続〜

IBS就活生

IBS。みなさんはご存知だろうか。

IBSとは、過敏性腸症候群の通称。ある特定の条件下になると、軟便orガスor便秘の症状をもたらす。ちなみに私は軟便型。

現代人の10人に1人が悩んでいると言われているのだが、実態はよくわからない。私の周りの友人にはこんなことで悩んでいる人は、ほぼ見かけない。

 

でも、当たり前だよな。どんなに仲の良い友人との間にも

「この間お腹下した」とか

「あれしてくる」とかの会話は繰り広げられることはあるが

「マジさー緊張すると便秘になるんだよね」

なーんてそんな会話するわけない。友人と一緒にカフェに行くとかなら尚更そんなお下品に値する話になるわけだから、絶対話さないもんね。

 

けど、そんな気遣いとかのせいで、現代人にとっての誰にも話すことができない悩みになっているのでは。IBSを患う人々は、いつしか精神的に追い込まれていくのではないかと私は考えている。

 

よく過敏性腸症候群、と検索するとクリニックのブログページをよく見かけるのだが、ほんまもんの患者のブログには滅多に巡り合うことができない。私もよく緊張する場面に出くわすのだが、対処法を知りたくてひたすら検索してみても、出てこないことがしょっちゅうあり、その度に私を苦しませてきた。

 

今回、私のIBS戦闘記を広めて、もっと他の方にも共感して欲しく、はてなブログの特別お題キャンペーンに乗っかった。不特定多数の方々に見てもらおうということで、今回は承知くださいませ。きっとフリーランスの方々の中にも、IBSが故に選択された人もいることを信じて。

 

 

 

思えば、私のこのIBSが正式に診断されたのは、浪人時だった。

数々のプレッシャー、ストレスによって、お腹の調子がかなり悪くした。当時通っていたS台予備校は椅子と机がみっしり並んでおり、授業中はそ頻繁に外に出てトイレに駆け込むことができなかった。

主に9月からの授業がしんどかった覚えがある。授業のたびに

「お腹が痛くなったらどうしようか」

と考えていることがとても多く、周りにも迷惑をかけないかとヒヤヒヤしていた。そのおかげで、受験の8割がた、このIBSのせいで失敗したと今でも思う。入試の日には、シャーペンと受験票を忘れるより以前に「ストッパ」を忘れていないかどうか、よく確認したもの。幸い、私は女性だから夜用生理ナプキンをつけて受験に挑んでいたことを記憶している。

 

大学で受験した時は、トイレを要チェックしていた。一番ひどかったのは、某GMARCH。取り壊す直前の校舎で受けさせられたから、まるで廃墟の中で受けていたようだった。トイレもオール和式で狭いし、休み時間は長蛇の列だった。200人くらいが入る会場で、女性トイレの数は、2つ。今思うと受験生にとって劣悪な環境下だった。特に1限目の英語の試験では、英文の内容をほぼ頭に入らなかった。辛かった。人生の中でもトップレベルの緊迫した状況だった。

 

そして、晴れたのか雨になったのかわからないが大学生に。

幸い女子大ということもあり、トイレの設備がもう、整っていること。

とにかく数が多い。回転率が高い。女子大に来て数少ないよかったことの一つであった。

 

そして、私の腸にとって嬉しい出来事があった。

 

コロナ禍だ。

 

少し不謹慎な気もするが、コロナ禍によってオンライン授業になったことで、授業前後のトイレについてあまり気にしなくて良くなったのは非常に助かった。オンラインでの授業中はほとんどがマイク・画面共にオフで受けていたため、ちょっとお腹が痛くなると、パソコンを持ってトイレに行き、居座りながら授業を受けることができたのは途轍もない安心感があった。どうかこのままオンライン授業であってくれ。

 

そんな私に、ついに就活の時期がやってくる。

サマーインターン。と言いつつ、複数daysのインターンは全滅したため、抽選で当たった1dayのみの参加だ。

そこで、私のIBSが再び辛いことになる。よく、「5分前にはルームに入ってください」とメールが届くのだが、この5分がとんでもなく、長い。

早くしてくれ、こっちはお腹がぐるぐるしているのだ。

 

慌ててストッパを飲んだり、セレキノンを飲んだりして今までどうにかやり過ごしていた。

 

ちょっとまずい、と思ったことももちろんあった。

1日をかけたインターンシップでは、昼食の時間があると思うが、その後ちょっと早めにルームに繋いだ。よし、準備完了と思ってトイレにかけようとした瞬間、パソコンから声が聞こえた。

 

「〇〇さん、だよね?始まる前だしちょっとお話ししよう♪」

アハーーーーーーー!痛い!お腹が急激にぐるぐる言い出した。

ピーキュルキュルキュル!ドラム式洗濯機のように腸が動き出した。

もういいや、対面じゃないし、最悪なことが起こっても被害を被るのは家族だけだ。そう思って諦めて社員の方とお話しした。案外大丈夫だったが。

 

その何ヶ月かあと、あの落ちた早期選考の前にはもちろんストッパを服用し、喉が渇いた状態で受けたり(ストッパ飲むと異様に喉が渇きますよね)、旅行とかで長距離移動のバスに乗るときは水分摂取せず、脱水症状を引き起こしたりと、散々な目に遭ってきた。

 

 

これから先の就活、大丈夫だろうか。就活成功するか失敗するか以前の問題、IBSがもっとひどくならないかが心配になってしまう。もう、フリーランスになっても良いのかもしれない、アルバイターとして生計を立てて、あとは株で稼ぐのもありなのかもしれない。IBSのおかげで大学卒業後の進路を考えることができたのは幸か不幸かわからないけども。

 

就活の軸もこのIBSが絡んでおり、

「在宅勤務もOKなのか」

「ストレスフルな職場ではないのか」

が現在の軸である。

 

IBSがあったことによって、自分がどんな時に緊張するのかを把握する機械になったりするから良いことももちろんあるのだけど。やはり、「試験とか受かるかな」以前に「どうかお腹痛くなりませんように」と願っているあたり、日常生活に支障をきたしているから、やっぱりいけない病気ではあると思う。

 

全国の、IBSにお困りの皆さんにどうか私の小さな声が届きますように。

辛いけど、頑張りましょう。

 

 

今日はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。