私は、ライブドアで運営していた以前のブログを含めると、なんだかんだで一年以上書き続けている。
そう、私は書くことが好きだ。うまいかどうかは別として。
思いついたネタがあれば妄想するだけでいくらでも広げられて書くことはできるし、自分の身の回りにあったちょっと変な出来事があっただけで、ネタになる。ネタにできる。
しかし、そんな私にちょっとした試練が待っていた。
現在、アルバイトで某出版社のウェブサイトの編集アシスタントとして働いている。ライターさんから送られてきた原稿にコードを加筆するほか、記事執筆もしている。
今年の5月から初めて、はや5ヶ月。うん、なんとなーく慣れてきた頃になるのかな。普通のバイトだと…
しかし、書くことはたった半年で上手くなると思ったら大間違いで、年スパンで上達するものらしい。
このことがよくわかるエピソードとして、私が現在も続けている書店のアルバイトの社員さんと、出版社の社員さんが私に向けて送ったメッセージを見ていこう。
遡ること大学一年。初めてのバイトは書店だった。バイトとしてシフトに入って
半月後、
店長「もう流石に慣れたよね?笑」
いや、それ聞くの早すぎでしょ…
私「いやあ…全然ですよ」
と言うほかなかった。いやだってさ、半月よ。15日もしたら流石に覚えるだろう、なんて予測は大外れですよ…と心の中でボサいたのは内緒。今もラッピングで本のカバーを捨てて包んでしまってクレームはくるし…(だって値段が書いてあったから外してくれって言われたんだもん…(必死の言い訳、もう少し確認しておけばよかった))慣れない業務は3年目になってもある。(それは流石にやばいのはわかっているが)
それに対して、出版社。バイトを初めて2回目だろうか。
社員さん曰く「まあ、何年かは記事執筆をしてもたくさん赤ペンが入って凹むことはあるかもだけど、そんなん当たり前だからあんまり気にしないでね」
スパンが「年」〜〜〜〜〜
ちょっとびっくりしましたよね。バイトといっても職種によってここまで「慣れる」期間が違うなんて。「半月」と「何年」ですよ。
確かに今の出版社のアルバイトは続けて5ヶ月経つけど、いまだに(?)赤ペンがめちゃくちゃ入るし、ほぼこれ社員さんが書いた記事やん、けど私名義で載せていい?と疑問に思うことが多々ある。なんかとっても申し訳ない。給料泥棒をしている気分になる。
そう、書く作業は好きでも最近つくづく思うのは
「書く才能はないのではないか」
と。
社員さんに言われた「あまり落ち込まないでね」。早々に約束を破ってしまいそうです。すみません。
添削をされて、修正していくのだが、毎回
「あーーーーーー360度全方角に謝りてーーーーーーーごめんなさいーーーーー」
と叫びながら修正を施している(割とガチ。叫んでますよ)
早く上達しろ!!と当てるところのないところで竹刀を振り回す剣道初心者の如く、脳内自傷行為を繰り返している。
どうしてまとめられないのか…どうして赤が入るのか…
このようにして、自分自身の脳内殺戮(ワードパンチが半端ないな)を繰り返して週3回、扱かれながらバイトをしている。
先日、ニュース記事を書いたものの、情報の羅列しかできていなくて
「情報の羅列しかできていなくて、納得いかないです…」
とどうしようもないコメントをして添削して頂いたのだが、返却の際
社員さん「情報の羅列だけだと思っていることは、おそらく〇〇(私の本名ね)さんの視点が上がってきて、記事を書くことに慣れたからだと思う」
と。長文でアドバイスを送ってもらったのよ。
うっ泣ける。ダイレクトな言葉ではないため、他の人からすると「ふーん」と思う内容なのかもしれないが、私からすると号泣案件ですよ。「褒め」ではなくて、「激励」に近い内容なんだと思うけど、私からすると、涙、涙。
ダイレクトに言わないけど、だからこそ私の心に響く。ああ、日本語って美しい。
それでも、容赦無く赤ペンが入りまくっていた。もうこれは、私の文章の原型をとどめていなかった。
アメとムチよ。
ちーん。でも、媒体がかなりしっかりしたところだから、バイトが書いたとはいえ、遠慮なしに文を整えていく姿勢はよく理解はしているし、むしろそうして欲しいのは本望。
そして明日もバイト。高みを目指して、赤ペンが降りかかる。
本当に申し訳ないが、周りを見ていて思う。「もう少し自分の身の回りのことを書けばいいのに」と。
ぶっちゃけ、私は話すことはあまり得意ではなくこうやって書く方が好きだ。しかし、私なんかより全然身の周りの人たちは話が上手い人が多くて、こんなチンピラ文を書く人がブログをやっているのに、なぜしない??してよ!私が恥ずかしいではないかとつい思ってしまうのだ。
だから、ブログ、おすすめ。
という、なんだかよくわからない宣伝をしつつ、今日はこれでおしまい。