G線上のジャリア

〜何も生み出さなかった・続〜

異装届のこと 〜その気遣いが余計に傷を深めるのよ〜

 現在、私の一番下の妹は高校三年生。私と違って、8月にまんまとAO入試を終わらせやがって、受験生活から解き放たれた。

 

多分AO入試組あるあるなのかもしれないが、早期受験合格組は、文化祭のことだの卒業式の実行委員を任されることがかなり多いそうだ。いわゆる、雑用係。

 

私の妹ももちのろん例外ではなく、部活の雑用を任されている状況だ。妹の部活はダンス部。みなさんの出身高校のダンス部でもきっと文化祭で公演をしていたのではないだろうか。あのキラキラ。私からは程遠い世界と思っていたのに、私の2人の妹は、そっちの世界に行ってしまったのだ。今回、妹はその部活の引退公演として、文化祭で踊ることになっている。しかし、妹の同期のほとんどは大学受験組。やはり雑用を任されている。

 

妹は私の隣でせっせと異装届たるものを作成している。異装届とは、簡単にいうと、公演で着用する衣装の写真を切り貼りして実行委員会に提出する書類のこと。

 

現在も写真を印刷して作っている。いや、正しく言うと

 

私の尻ぬぐい

 

をしてもらっているのだ。

 

どういうわけかというと、

 

 

今日の夜、私は1dayのインターンシップが終わり、思ったようにうまくGDに入ることができず少し落ち込みながらご飯を食べていた。

今日の夜ご飯はタンドリーチキンもどき。三ヶ月早いクリスマスってわけではなかったのだが。

 

そこで、私が余計にレモン汁とブラックペッパーをぶっかけて食べたとき、気管支あたりに何らかの異物が入ってしまったのだ。ずっと咳き込んでしまい、一時期は顔を真っ赤にしていた。

 

その後、なかなか治ることもなく、単細胞の脳の持ち主である私は

「とりあえず、何かを食べたらいいや」

と思って、前に買っていたHARADAのラスクを家族で食べることになった。

ここで私は一つの過ちを犯した。

紅茶を作ってしまった。

 

 

え?と思ったのではないだろうか。どこがおかしいかって?

そりゃあそう思うに違いない。間違いない。

 

でも、話はここからだ。

 

私、異物が残ったままラスクを平らげ、紅茶をがぶ飲みしたのち、テーブルの上のティッシュを取ろうとしたところ、

 

 

 

 

「ブフェええええええええっっっっっっっっ」

 

 

 

気管支に紅茶が入りかけ、口の中からぶちまけてしまったのだ。

 

 

 

そのとき、悲劇が起こった。

自分が着用していたちょっとお高めのシャツが汚れてしまった。

 

さらにもう一つ。

 

 

妹が完成させていた異装届に見事にぶちまけてしまったのだ。

 

 

家のコピー機のインクってそこまで品質が高いわけではない上、しかも紅茶。レモン汁を入れると変色することで有名な紅茶。しかもこのコロナ禍、人が吐き出したものに対してかなり敏感になっているこのご時世にやらかしてしまった。

 

でも、さすがは寛大な心の持ち主である姉を持つ妹。

 

妹「いやー噴水みたいだった」

 

私に対する精一杯の慰めだったのはわかる。

 

さらに一言

妹「元々そこまで納得いくものが仕上がっていなかったから作り直せるよー」

 

 

 

 

 

いいかい、妹よ。

 

 

 

この精一杯のフォローは私の心をさらに深く傷つけるのよ。

 

 

はあ、今日はもう寝た方がいいのかもしれない。心の傷が癒えぬ。

 

今日はここまで。もう寝る。